看護観にもつながる看護師としての資質

必要な資質

看護師に必要な資質について紹介していきます。資質と聞くと生まれ持った能力のように思えますが、意識して取り組むことで身に付けられる能力もあります。看護師としてさらに活躍していきたい人は参考にしてください。

必要な資質

「向上心」と「精神的な強さ」

医療技術は進化し続けており、毎日のように新しい発見や技術革新が行われています。医師だけではなく、看護師にも新しい知識を学び続ける姿勢が求められます。このような向上心はベテランになっても持ち続けておかなければなりません。
また、精神的な強さも必要です。看護師に求められる精神的な強さは「強気な姿勢」ではなく、「タフさ」です。重症の患者さんに対しても優しく声をかけ、ポジティブな姿勢で接する精神力が必要です。しっかり励ますことで、患者さんからの信頼を得ることができます。

「向上心」と「精神的な強さ」

「コミュニケーション能力」と「想像力」

看護師は様々なセクションの人間と同時進行でコミュニケーションを取るため、コミュニケーション能力が必要不可欠です。「人間関係を良好に保つ」「争いごとを生まない」だけではなく、「必要な情報や周囲の声を相手に正しく伝える」能力も求められます。そのためには、周囲の人間と密に連携しながら理解を深めなければなりません。患者さんの健康回復という最大の目的を達成するために、チームとしてスムーズに動ける体制を作っていきます。
また、想像力も重要な能力です。看護師に求められる想像力は、新たなアイディアを生み出す力ではありません。患者さんの悩みや不安、苦しみを理解して寄り添う力のことです。

「コミュニケーション能力」と「想像力」

「ストレスへの対応力」

看護師としてすでに働いている人はご存知かと思いますが、看護師は非常にストレスを抱えやすい仕事です。そのため、ストレスと上手に向き合わなければなりません。休日は気持ちを切り替えてリフレッシュに専念しましょう。休日でも仕事のことばかり考えているようだと、いずれストレスに押しつぶされてしまうかもしれません。

「ストレスへの対応力」

「観察力」と「明るさ」

患者さんの変化に気付く観察力は、看護師にとって非常に重要な能力です。細かい変化にも気付ける観察力に加えて、何かあった際にすぐに行動に移せる瞬発力もあるといいでしょう。観察力は意識的に磨けるものなので、経験が少なく自信がない人でも安心してください。患者さんだけではなく、尊敬できる先輩を観察してみましょう。学べることが多くあるはずです。
最後に、人間としての明るさも看護師に必要な資質です。不愛想にしていると、患者さんに不安感を与えるだけではなく、病棟全体の雰囲気も悪くなります。過度に愛想をよくする必要はありませんが、笑顔や優しい言葉遣いを意識しましょう。

「観察力」と「明るさ」
看護観とは?